反復

 今日一日色々あって
 それでもこうして今も生きて
 明日の命も生きていく
 生きていく予感を持っている
 たとえ再び希望が潰えても
 消えてしまう他なく思い做しても

 失望の灰の中から
 生きる明日が顔を出す
 何もしなくても顔を出す
 何もしないからこそ
 忘れるからこそ思い出す

 だから夜半横たわる
 布団は一日の燃えさしなのだ
 気づくとここに翌日があって
 仕方なくても満更でなく
 明日がここに顔の形を示すのだ