2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雑記3

汗と小便の臭い 電車のなか 生ぬるい空気 元気を挑発する 広告 色彩 あたらしいモニター そこに群がる 人々 足のすくむ恐怖 は 確かにあった 世界には 例えば台風の夜の風 ジェットコースター 暴力的な波濤 三メートル先のほんものの銃口 出来ない仕事 「あ…

雑記2

でっかい......。アゲハチョウの芋虫。三齢幼虫辺りのそれが、道路を横切り這っていた。蠕動運動をする柔らかな筒状のタンパク質。この秋に産まれたところで番になれずに死んでしまうのではないかと思われるのに、冷え始めた重油由来の路面に重い体脂肪を引…

未推敲

意識と脳をメディア的関係で繋いだところで(そしてそれが当を得ていたとしても)、意識の問題は全く片付かない。なぜなら、脳だけがあってもそこに意識(や生命)は発現しないからだ。この"原初の一撃"の飛躍が何ら解決されていないのだから、単なる現状確…

意識、世界、現存在

現存在とは裏返しにされた袋なんだ。確かに世界内の存在だが、同時に世界は袋の[内側]に存在する。その意味で言うと現存在にとっての定義上の「外側」「外界」というのは、その膜の内側のものを指すのだ(それってなんだろう?)。

おせっかい、もしくはめんどくさい

ふと思った。批判するためだけに読む、というのは、若いうちにはひどく貧しい行為ではないかと。referするためだけに、信条に反する書物や作品を参照するというのは、誠実さのためにはたしかに必要だけど、そんなことをするのは自己や意見が確固と定まったお…

自分の感情で手一杯なのだが

自らの感情、即ち精神の基盤、肉体も情態性も含めた根本気分。 これが内側―真の外界だとすると、〈子ども〉の問い(永井均)は、外側と内側の境界面上に生じる問いだ(その他の哲学的問い(ないしその他すべての学問的・実生活的問い)は外側―形式的内界の問…

本質が附随してくる

快楽を充足させようとする行為と自傷行為との関係は、発酵と腐敗との関係に等しいと思う。人間の生活にいい影響を与えるか、それとも害する要素が含まれるか。ただ二次的作用のみに基づく人間本位の恣意的な価値基準で、それだけに実に小気味好い。

反復

今日一日色々あって それでもこうして今も生きて 明日の命も生きていく 生きていく予感を持っている たとえ再び希望が潰えても 消えてしまう他なく思い做しても 失望の灰の中から 生きる明日が顔を出す 何もしなくても顔を出す 何もしないからこそ 忘れるか…

天才性についての不用意な試論

今日の友人との議論の中で、処理能力を才能や天才の中に含めなかったのには理由がある。それは(理論上)論理で説明可能なものであり、時間さえかければ誰でも到達可能なものだからだ。 天才(性)というものを、プリセット(ア・プリオリ)な知、その直感の…